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船橋市 税理士 [ゼロから始める経営計画入門]

第1回目は「中期計画立案の目的」「中期計画立案の準備」「経営理念と経営計画」です。

■問題1/中期計画の目的■
「中期計画を策定する目的としてもっとも不適当なものはどれか?」
①半年後の資金繰り改善
②事業領域(ドメイン)の確立
③経営目標の確立と共有化
④事業承継

■問題2/中期計画立案のための準備■

「中期計画立案の事前準備として不適当なものはどれか?」
①経営理念の策定・確認
②SWOT分析(外部環境・内部環境分析)
③直接原価率の把握
④部門予算の確定

■問題3/経営理念と経営計画■

「次の文章は経営理念が計画達成をうまく導くために備えておくべき条件について述べたものである。適切なものを下記の解答群から選べ」
①高邁な言葉で表した使命と社会的責任を必ず盛り込むようにする
②将来の会社の姿がイメージできる分かりやすい表現にする
③経営者の事業に対する思いを詳細に綴ったものにする
④経営理念には具体的な数値目標などを盛り込むと良い

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■問題1/中期計画の目的■
「中期計画を策定する目的としてもっとも不適当なものはどれか?」
【解答】①半年後の資金繰り改善
【解説】
中期計画は3~5年間の年度ごとの計画になります。従って月々の数値を求めないので①が不適当となります。なお、事業領域(事業の柱)の構築は中期計画を立案するに際し、重要な目的のひとつです。
③の経営目標の確立と共有化は②事業領域のドメインを踏まえて経営目標が定まり、経営計画発表会を通して全社員と目標の共有化が図られる上で重要な目的といえます。
④の事業承継は後継者育成や株価・相続税等を検討する上で中長期的な視点が必要なことから中期計画が前提になることが多々あります。

■問題2/中期計画立案のための準備■

「中期計画立案の事前準備として不適当なものはどれか?」
【解答】④部門予算の確定
【解説】
中期計画では会社全体の方向性を策定します。そのため、部門の予算を予め作っておくと、中期計画の立案の後に部門予算の変更が必要となってしまう可能性があります。したがって事前にやるべきこととしては最も不適当といえます。尚中期計画立案の前にやるべきこととしては以下のような項目があります。
・SWOT分析(予め、会社の強み・課題などを知っておくことで、会社がこれからやるべきことや会社にできることが明確になります)
・経営理念の確認(会社のそもそもの事業目的や社会的価値を確認することで、5年後の姿を明らかにすることができます)
・直接原価率の把握(直接原価率を把握していないと、現実に沿った採算性の検討=利益体質改善の検討が難しくなります)

■問題3/経営理念と経営計画■

「次の文章は経営理念が計画達成をうまく導くために備えておくべき条件について述べたものである。適切なものを下記の解答群から選べ」
【解答】②将来の会社の姿がイメージできる分かりやすい表現にする
【解説】
①高邁な言葉で表した使命と社会的責任を必ず盛り込むようにする
⇒不適切です。高邁な言葉や社会的責任を必ず盛り込む必要はありません。どのように表現するかは自由です。
②将来の会社の姿がイメージできる分かりやすい表現にする
⇒適切です。経営理念には事業の目的や目指す姿を表現するものである。またそれがわかりやすいほど従業員に浸透しやすいです。
③経営者の事業に対する思いを詳細に綴ったものにする
⇒不適切です。詳細に綴るとなると理念は従業員に覚えられにくくなります。そのため共有や浸透は困難になります。
④経営理念には具体的な数値目標などを盛り込むと良い
⇒不適切です。理念には事業の目的・目指す姿を描くものです。具体的な数値目標を掲げると、それが達成された際や経営環境の変化によって再度理念の練り直しが求められます。理念が何度も変更されると従業員は混乱を起こす恐れがあります。

千葉県船橋市の税理士 長谷知之

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